注目記事

ドイツ税務のアップデート2024年1月

1. 電子インボイスの義務化に関する動向 2. 2024年1月1日からVATは再び19%に 3. 社用車の私的使用手当:計算方法を変えれば節税できる 4. 2024年1月1日からの年収基準引き上げに伴う健康保険加入義務の見直し 5. 少額減価償却資産 6.ドイツ所得税法第 7. 条に基づく特別償却限度額の引き上げ

New invoice system in japan 2023

図解でわかる電子帳簿保存法(2024 以降対応)

皆様ご存じのように、電子帳簿保存法(以下“電帳法”)は、当初2022年1月から適用の予定でした。しかしながら、その適用開始が2024年1月に延期される一方で、度重なる改正で何が必須で何が緩和されたのか、その全体像が分かりにくくなっているのが実情です。今回は、電帳法の中でも電子取引に焦点を当てて図解いたします。 各種税務・会計関連資料と電帳法の全体的な関係は以下のように要約できます。 上記の図でお分

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ドイツ税務のアップデート2023年11月

1.電気自動車を社用車として使用した場合の減税枠の拡大(2024年以降) 2. 社用車に係る非現金給付のBFH判決 3. 有限会社の重要な持分の売却による損失 4. GmbH の破産に関するBFHの判決 5. 合計通知書による社会保険料の後払いに関する所得税上の取り扱い 成長機会法の一部としてすでに提示された法改正に加え、ドイツ政府は社用車の課税についてさらなる減税を計画しています。&

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米国会計基準アップデート – 信用損失の新基準CECL:非金融機関、非公開企業への影響と対策

1. CECLの概要 2016年、米国財務会計基準審議会(FASB)は、金融資産(預金、受取手形、売掛金、貸付金、等)の減損の認識に関連して、(予想損失モデル(Current Expected Credit Loss – CECL)に関する新しい基準(ASU 2016-13)を公表しました(FASBから正式に米国会計基準についての改訂等があった場合には、Accounting Stand

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日本に子会社を設立する場合の法人形態

現行の会社法で認められている会社の形態は、「株式会社」「合同会社」「合資会社」「合名会社」の4種類です。合資会社と合名会社は他の2つと比べると設立件数が少ないため、会社を設立する際には、株式会社か合同会社のいずれかを選んで設立するのが一般的です。こちらの記事も併せてご参照ください。 日本市場への参入とその進出形態 株式会社は株式を発行して出資を募りその資金を資本とする会社形態で、出資者と経営者を別

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インボイス制度の開始前後の確認事項

【1】インボイス制度開始前の再確認事項 以下の項目についてご対応いただけているか、今一度ご確認くださいますようお願い致します。 ※1.インボイス(適格請求書)の記載事項 ※2.端数処理システムの対応  3.登録番号の取引先への周知  4.取引先の登録状況、登録番号確認  5.課税事業者⇔免税事業者への価格交渉 (独禁法対応要確認) ※6.令和5年10月1日前後の開始日に係る適用関係

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米国進出における経理・税務の重要性と課題について

イントロダクション: グローバル化が進む現代のビジネス環境において、米国への進出は多くの日本企業にとって魅 力的な事業拡大の機会となっています。成長を続ける米国市場には、潜在的な顧客層やビジネ スパートナーが多く存在します。しかしながら、米国進出には、複雑で多様な米国の法人税制 、移転価格税制、米国会計基準等、会計と税務に関する懸念や課題が伴います。

宝くじの当選金に対する税金の計算

米国の宝くじですが、米国では日本と違い当選者が出なかった場合は当選金が次の抽選に繰り越されるため、当選金の金額が桁違いとなることが多く、2023年7月10日現在、CA州のMEGA MILLIONSと呼ばれる宝くじは1等賞金が$480million (672億円、$1=140円)、Powerballと呼ばれる宝くじは1等賞金が$650million (910億円、$1=140円)となっています。

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米国輸出規制の概要 後編:要輸出許可の判定

前編では、米国輸出規則(EAR)の概要について解説しました。本編では、要輸出許可の判定の流れについて、BISより発行されている各種資料を用いて解説します。  次の資料が、輸出許可の要否を確認する上で使用する主な資料になります。

米国税務デューデリジェンス(Due Diligence) について

ドル高円安等の影響に関わらず、日本から米国企業への買収に関しての税務デューデリジェンスのお問い合わせは引き続き受けています。対象会社の税務リスクを把握することは重要です。今回はデューデリジェンスの一翼を担っている税務デューデリジェンスについてご説明します。対象会社が法人なのかパススルーの会社なのかにより、デューデリジェンスの内容が大きく異なります。また、株式や持分の買収なのか、それとも資産買収なの